会報表紙6月号 「かたつむり」
6月、梅雨になりじめじめと蒸し暑い季節になります。
貝の仲間で陸上の生活に適応した一群を陸貝といい、カタツムリやキセルガイなどがあります。
日本列島は温暖で雨も多くまた殻の成分のカルシウムを含む石灰岩地帯が多いので陸貝の仲間は大変多い地域です。
一般に殻のあるのがカタツムリ、ないのがナメクジといわれます。
古木の洞などには細長い小型の物がいてキセルに似ているのでキセルガイといいます。
日本最大のカタツムリは四国などに生息するアワマイマイ(阿波蝸牛)で剣山の向こうにある高越山の物が一番大きいといわれ、直径が6cm以上の固体も居ます。
沖縄などに生息する外来種のアフリカマイマイは長さが20cmにもなって不気味です。
殻に毛が生えた種類もあってオオゲマイマイといいますが青葉山など近辺の山でも結構見ることができます。
草が生えているようなガレ場で石をひっくり返すと居ることがあります。
巨大なナメクジを山道で見ることがありますが、ヤマナメクジという種類で、大変気持ちが悪いですね、食べられるかどうか論議されることがありますが広東住血吸虫という寄生虫が日本に侵入してきており、その中間宿主の可能性があるので食べないほうがいいそうです、食べたい人はいないと思いますが。
本年は春の大雪で遭難したり、竜巻の被害があったりと天候が不順です。
梅雨時は豪雨や雷など特に注意が必要な時期になります。
装備と情報の収集に注意を払って事故の無いよう初夏の山を楽しんでください。
記 はる
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