宍粟50名山完全踏破!!締めくくりは、「花咲山」【福知山山の会】

10月19日(水)に「花咲山」に登り、宍粟50名山+別撰5名山完全踏破しました。2018年4月に山の会の有志で宍粟の「一山・ひとつやま」(標高1064.4m)に登った時、山頂に「宍粟50名山」の立派な標識が立っていました。これをきっかけに、「宍粟50名山~天空回廊1000mの風にのって~」というガイドブックを手に入れ、宍粟の山めぐりが始まりました。

立派なガイドブックがあります。
宍粟の山々が一目でわかります。

完全踏破への道のり

宍粟オールスターズ。完全踏破のTシャツを着て 🙌

宍粟山行は山の会の例会として取り組むこととなり、毎月第3火曜日に登ることに決めました。コロナ禍前は6~7名の参加がありました。山だけでなく、「揖保乃糸資料館」に寄って作業工程見学やそうめん打ち体験をして楽しい時間を過ごすこともできました。また、2020年9月の氷ノ山三ノ丸の山行は、9名という多くの参加がありました。

しかし、2020年4月「荒尾山」に登る予定がコロナの影響で中止!!緊急事態宣言が出ると山行はできなくなり、例会を外して個人山行にしたり感染予防対策を取ったりしながらコツコツと続けました。

宍粟の山は急坂を上る山が多く、夏の暑い季節にはヒルとたたかい(ヒル退治のスプレーは必需品)、雪の降る冬はスノーシューをはいて登りました。標高430mの低い山から1500mを超える高い山まで、いろいろな山に登らせていただきました。よい思い出に残る山行となりました。

ラストの1座は「花咲山」

宍粟山行の最後の山は「花咲山」。締めくくりにふさわしい、いい名前の山です。しかも、秋晴れの素晴らしいお天気・・すべてが、完全踏破を祝ってくれているかのような日でした。

「花咲山」は、引原川と揖保川そして東から流れ出る染河内川が合流する位置にあり、山頂からの眺望が良い山です。伊和三山(花咲山・白倉山・高畑山)の一座で、神社に花を手向けたともいわれていますが、行者山からのびた山が途絶える先端を意味する「端・先」に佳字をあてて「花咲山」としたともいわれています。

今回は、「センターいちのみや」近くの登山口から磐座の社を越えて山頂を目指し、ピストンで下山しました。

完登者には認定証が・・・

「花咲山」下山後に、山崎の宍粟観光協会に完全踏破の報告に行きました。そこで、「完全踏破認定証」をいただきました。記念のTシャツはLサイズが品切れで、後日送ってくださることになりました。

参加者から

50名山のうち、家庭の事情で唯一「三久安山」に一緒に登ることができず、数か月遅れで私一人で登ってきました。4月20日の良い天気の日でしたが、一人で登るのは寂しかったです。55座続けて登ることは、家族の健康・自分の健康・用事がないことなどいろいろの条件が整わないと登ることができません。健康のありがたさを感じています。Fさん、Yさん、Iさん達をはじめ山の会の会員さんの協力をいただき、達成することができました。ありがとうございました。(Sさん)

4年半の長い間、一緒に55山に挑んだ仲間に感謝。そして、55の山を指定され、登山道や標識を整備された宍粟市の関係の方に感謝します。登山口からいきなり急登が始まる山が多いのが宍粟50名山の特徴だったと思いますが、景観が美しく楽しく登れた山も多くありました。雪や雨天の厳しい山行もありましたが、今では懐かしく良い思い出となっています。

<特に思い出に残っている山>

※水剣山・・長大で厳しくも、景観もよく健脚向けの良い山。

※長水山・・景観を堪能した。平坦な雑木林が美しい山。

※行者山・・積雪が頂上近くで60~70センチあり、進むのに苦労した

※東山・・遊歩道が整備され、ハイキングコースのような山道。下山口の見事なクリンソウの群生に感激。

※別撰 十年・・アップダウンが多く、下山コースは急坂の連続。しんどい山。ヤマヒルにかまれる。(Fさん) 

                                                  

4年6か月かけて、宍粟50名山を目指して頑張りました。三ノ丸(氷ノ山)では、田中陽希さんが10人程の人と登っておられて、私と一緒に写真を撮らせてもらい、いい思い出になりました。私の宝物です。真夏の暑い日に汗でビショビショになったこともありました。秋の紅葉のきれいな山(銅山)、雪の降る寒い中アイゼンを着けて登ったこともありました。また、厳しい高い山、登山道の分かりにくい山、銅山のように坑道跡、赤銅(あかがね)精錬所跡のノロ捨て場跡、城山のように指定文化財、モノレールがあり山頂には立派な展望台がある国見山などいい思い出ができました。今後も楽しい山旅をしようと思います。(Yさん)

振り返ってみれば、福知山から宍粟までの一番近い登山口まで約1時間50分、一番遠い登山口までは約3時間かかり、行く道中はなかなか大変でした。よくぞここまで頑張ったもんだ。目標をもつ大切さと4人の硬い絆が結ばれた賜物です。最後を飾るにふさわしい花咲山は、急登あり、8mほどもある大きな岩壁もあり、アンテナの中継所もあり、なかなか変化に富んだよい山だった。下山後、観光協会に足を運び、完全踏破の報告と最終のスタンプを押し達成感に浸る。楽しい思い出をたくさん残すことができたこと、同時に健康でおれることのありがたさを感じています。今は、素晴らしい仲間と共に、好きな山に登れたことに感謝!感謝!です。(Iさん)

そして、次の目標へ・・・

4年6か月をかけての目標達成!!福知山山の会の歴史に、大きな足跡を刻んでいただきました。完全踏破目指して取り組まれた皆さんに心から拍手を贈りたいと思います🤗

そして、「さあ、次はどこへ行こうか」・・・福知山山の会では、来年は「京都一周トレイル」に取り組む予定です。興味のある方は、ぜひご一緒に!!