会報巻頭言一月号 「巳」
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
さて巳年となりましたが蛇の抜け殻を財布に入れておくとお金がたまるとか、不況の折から本年こそ日本経済が上向いてほしいとの話もありました。
蛇は脱皮して成長しますが命の新生、リセットと捉えて神秘的な生き物と昔の人は考えたようです。
爬虫類であるトカゲや亀も脱皮はするのですが蛇のように見事には脱皮せず、古い皮はぼろぼろとくずれて取れてしまいます。
蛇の場合は目玉まできれいに脱皮し、抜け殻が形のままで残りますので確かに何度見ても不思議な物です。
昔から大蛇の伝説は各地にあって巨大な蛇の話は聞きますが正式な報告としては残ってないようです。
私も子供の頃に3mくらいのシマヘビを見た記憶があるのですが、確保しておけば日本記録ですが体が小さかったから大きく見えたのかもしれません。
近場では石原の溜池のあたりに大蛇がいるとのうわさもありますが出てこないですね。
市内在住の蝶のコレクターの説では巨大に成長するのはヤマカガシとか。
随分前ですがタカチホヘビという虹色の光沢を持ったヘビをつかまえて珍しい物が居るなと思ったのですが京都府では過去2例しか採集されていないそうで北部ではまだ報告がないと最近知りました。
まあ捕まえて標本にして報告するのもかわいそうですが。
気持ちが悪いと嫌う方も多いですが個人的には進化の妙と思っています。
まだまだ自然は不思議がいっぱいです、いろんな物を見て楽しい山歩きをしましょう。
文 はる
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