石仏ハイキング「当尾の郷を歩こう‼」【福知山山の会】

わらい仏(岩船阿弥陀三尊磨崖仏)。当尾を代表する石仏の一つ。優しいお顔です。
石仏巡りに行きました。

4月22日(土)の例会は、木津川市の当尾(とうの)の郷に出かけました。岩船寺から浄瑠璃寺にかけての丘陵の間をぬうように自然に溶け込んだ古道には、自然石に刻まれた「磨崖仏」が多く遺されています。

当尾地区は「美しい日本の歴史的風土百選」に選ばれ、石仏をめぐるハイキングコースとして多くの人に親しまれています。

歩行時間は約4時間、距離は約10kmのコースです。ちなみに、下りながら歩ける岩船寺から浄瑠璃寺に向かう今回のコースがおすすめです。

まずは岩船寺へ

福知山駅を6時16分発の電車に乗り、9時34分加茂駅到着🚞加茂駅からは、旧道のくぬぎ坂を通って岩船寺に向かいました。

本尊の阿弥陀如来像は10世紀を代表する仏像で、三重塔(室町時代)は中世後期の代表作とも言われており、ともに重要文化財に指定されています。「あじさい寺」としても有名だとか。

石仏を楽しみながら浄瑠璃寺へ

このあたりは平安時代の終わりには、多くの修行僧らが集まる仏教信仰の聖地として知られていたそうです。その土地柄と緩やかな丘陵の連なる当尾の特質によって、この地に石仏の郷を作り出すことができたとか。山間部を抜けていくコースですが、人気のコースなのでよく整備されています。