万場あがりこの森と蘇武岳  2011/11/20

8:20 小雨の中ゲレンデPを出発
山は霧雨雲に覆われている

林道から山道に入り、しばらく行くと滝。
大きくはないが美麗である。

9:00 またしばらく行くと大きなカツラが2本。
ここから南の谷を登っていく。

谷には岩塊流に沿ってカツラやサワグルミ?の大木が並ぶ。
谷筋を離れるとブナの斜面である。

途中トチの巨木が何本かある地点から万場へと向かう中腹の道を行くと一番上の写真のあがりこが何本かある。
斜面の奥にはもっとあるのかもしれない。

滝状になった所、大きな倒木がある所を巻くために両手を使いながらよじ登る。
この時、雨が一番強くカッパも泥だらけ。

やがてなだらかな源流地に出て本流を右手に送り、水のない筋を上り詰めるとちょうど名色からの林道に出る。
落ち葉がぎっしり。

10:10 ここからは通常の登山道。
次第に風も冷たくなるが、快適な道で山頂までノンストップ。
あいにくの天候だが周りの樹林は気持ちが良い。
 
新緑、黄葉の時期は楽しいだろうと思う。

高くなるにつれ大木も何本か。
山頂手前は横に林道があるが、霧が幸いして(?)気にならない・・・。

11:20 山頂。
相変わらずの霧雨。真っ白状態。
風もあるので滞在1分ほど。
今度は展望のある好天の時に訪れたい。
 
来た道を引き返し、風のない所で昼食休憩15分。

12:00 登山道を離れ主稜のプチ藪に足を踏み入れる。
真っ白なので小ピークを一つずつ確認しながらP1007へ。
 
そのすぐ下には杉の巨木が。
幹周10mはありそう??
芦生の杉とはまた違うような迫力がある。

12:40 P1007から滝に戻る東の尾根は雰囲気も良く簡単だが、ここは万場一番のあがりこがいるワンダーランドの支尾根へ。

レンズもくもりピントが合っていないけどブナ林が綺麗な尾根です。
ちょうど支尾根の分岐940m地点
 

濡れた落ち葉は滑りやすく同行者も何度も滑りまくり、カッパも泥だらけ。

13:30 800mぐらいから奇っ怪なあがりこブナがちらほら。
ブナに見えないけどブナ!
太さもそれなりにある。

ブナの生命力、しなやかさに驚嘆。

周辺は驚きの樹が沢山。
そして谷筋を覗くとこれまた雰囲気の良い空間が広がっていた。

これが大ぶなの表皮。
グロテスク?生命力のコブ?得も言われぬ造形?


大ブナ全形 幹周6m以上


別角度

14:35 駐車所に戻る

個人的には5月から何度も万場の森を探索してこのコースを黄葉の時期にと思っていたが、あいにくの週末毎の悪天候。
今回は何とか雨から回復するのではと思っての山歩きだったがやっぱり終日小雨。でも歩いてきて良かったと思う見所沢山のコースだった。
又今度は好天の新緑の時期にでも訪れたい。
 

参加者 S田、I津、I井♂、A井
コース 万場ゲレンデから蘇武岳周回(地図
所要時間 6:10 

前回の記事 「あがりこ探し 万場の森  2011/8/2」
個人ページ(Wandering in the Forest) 「万場から蘇武岳周回」

このコース、名色の登山道以外標識、テープはありません。
 読図やGPSの扱いに習熟した上で歩いてください。

 

記 S田