個人企画 宮津ウォーク 【舞鶴山遊会】
宮津街歩き ~うららかな春の日差しの中で~
城下町として整備され、江戸時代には北前船の寄港地として廻船業や商業を中心に栄えた宮津の街歩きを、今回個人企画として提案し、会員7名で訪ねてきました。
当日3月20日はお天気にも恵まれ、事前にお願いしていた「宮津観光アテンダントまちなか案内人の会」の方にガイドしてもらいながら、宮津の歴史と文化を深く、ゆっくりと味わうことができました。
今回、訪れた主なスポット
★一色稲荷
★しらかべの道・宮津小学校
★宮津カトリック教会
★ガラシャ像
★和貴宮神社・佛性寺
★日吉神社
★三上家・袋屋醬油店など
写真で綴る 宮津のたからもの No1
江戸時代初期に細川忠興によって謀殺された一色五郎の墓と伝えられています
平成16年の台風23号により大きな被害を受けた大手川の復興整備事業により復元されました
明治6年に創立された宮津小学校。学校の北側に宮津城があったとされ、平成22年に学校正面に城の一部、太鼓門が移築されています
江戸時代には城下の町人の社として栄え、その玉垣には北前船の往来によって参詣した西日本一帯の豪商の名が残っています
創業約300年の老舗醬油店。「あしぎぬ」ブランドが著名でしたが、惜しくも昨年、令和2年に閉店されました
木綿問屋として創業後、江戸時代末期より酒造業に転じ、昭和50年頃まで営業されました
江戸時代に酒造業、廻船業、糸問屋等を営み、宮津城下有数の豪商。その住宅は国の重要文化財に指定されています
府指定名勝に登録されている庭園です
写真で綴る 宮津のたからもの No,2~多くの参加者が特に印象深く感じた所です~
★ カトリック宮津教会
フランス人ルイ・ルラープ神父によって建てられ、毎週ミサが捧げられる現役の聖堂としては日本最古のものとされてます。宮津の山間部、上世屋を舞台にした瀬尾まいこさん原作「天国はまだ遠く」の映画の中でも、この教会でのミサのシーンが放映されましたが、この丹後の地に広くそして深く、信仰が広がったことに興味は尽きません。今回、内部の工事中にも拘わらず、お話を聞かせて頂き又写真の撮影も許可していただいたことに深く感謝いたします。
★ ガラシャ像
明智光秀の三女で細川忠興に嫁ぎ、宮津で暮らし、本能寺の変の後、味土野へ幽閉、そして大阪へと歴史の波に翻弄されながらもキリストの教えに救われ、凛として生きたその生涯に想いを馳せ、司馬遼太郎の「胡桃に酒」や三浦綾子之「細川ガラシャ夫人」などを読み返したくなりました。
★ 山王宮日吉神社
市内の西部、滝上山山裾にあり宮津郷の総産生土神です。その歴史は古く平安時代に創建されたとされています。江戸時代にはその例祭、「山王祭」が宮津藩祭に定められ、藩士もその行列に参加しました。それは現代にも受け継がれ、毎年5月に行われています。祭りには神輿を中心に漁師町の浮太鼓、宮町の神楽や各町内の練り物や芸、山屋台など城下を挙げての大祭になっています。
みなさんの感想から
ほぼいつも車で通り過ぎる宮津の街を、こんなにゆっくりと歩いたのは初めて。ガイドの方の説明で歴史がわかると、まったく別の見方に変わる。私のお勧めは宮津カトリック教会の内部と日吉神社。久しぶりのKTR乗車はまるで小学生の遠足気分。そしてホテル丹後でのランチは凄く凄く真面目作ってある。良心的でなかなか美味しい。(K・I)
宮津の街は以前、滝上山へ向かう時に城下町らしい雰囲気で一度歩いてみたいと思っていました。
案内の方に感謝です。お昼はホテル丹後でリッチな食事を頂きました。(K・M)
身近な宮津でしたが、ガイドの方のおかげもあり、勉強になりました。晴天に恵まれて、教会のステンドグラスが印象的でした。それと山王神社の5月祭りにも行きたくなり、昼食の割烹も美味しくて大満足。(Y・K)
「色鮮やかなお地蔵さん」
宮津市内の道端にあるお地蔵さんにちょっとびっくりしました。それぞれが色鮮やかな色に塗ってあり、個性的です。聞けば衣を着替えるように毎年、子供たちが色を塗るとのこと、優しさを育む素晴らしい伝統だと思いました。(T・S)
穏やかに流れる大手川の川面や、色付き始めた滝上山のミツバツツジ、日吉神社の古木の桜などに春の訪れを感じながら歩くことができました。
それぞれの地域に、各々の歴史があり、伝統や文化が育まれます。ほんの数時間でしたが宮津の街を歩いて、多くの旧家が残り、大きな祭りがあるなど、いかに賑わいのある栄えた町であったかを垣間見ることができました。それらの文化を未来に引継ぎ、さらなる活性化ができること、そして一日も早くコロナが収束して山王祭が復活し、町に活気が戻ることをを願っています。(masa)
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