氷ノ山ぶん回しコース 【福知山山の会】

※地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の基盤地図情報及び電子地形図(タイル)を使用した。(承認番号 平30情使、 第597号)

福定親水公園~東尾根登山口~氷ノ山(1510)~氷ノ山越え~赤倉山~大平避難小屋~小代越え~高丸山~鉢伏山(1221)~ハチスキー場~福定親水公園

2018.5.6 参加者 2人

感想

新緑のロングトレイル氷ノ山ぶん回しコース

始めに

好きな縦走トレイル第2弾。2年ぶりのぶん回しコースに挑戦。前は4月だったが暑い暑い日だった。今回は雨が午後から予想されていたので、前回より1時間早めに自宅を出た。もちろん水は多めに(2リットル)、行動食も多めに持って行く。今回は夫婦でゆっくり歩く。暑くもなく寒くもなくむしろ涼しいくらいの快適な山行だ。   

① 新緑のまぶしい尾根歩き

前半は快調に歩ける。天気も悪くなく、太陽も時々顔を出す。取り付きからの急坂はしんどかったが、東尾根避難小屋からの登りはさほどきつくなく、休憩を適時とりながらゆっくり順調に高度を上げていく。ドウダンツツジはまだ咲いていず残念だったが、ブナの新緑のトンネルは心地よかった。山頂では、やや曇りがちの空だが360度の大展望だった。その後アップダウンを繰り返し、布滝頭を過ぎるとブナの巨木群に出会え、心地よい新緑の尾根歩きを楽しむ。大平避難小屋を過ぎしばらく行くと突然森がきれ、ハチ高原の大展望が目に入ってきた。

② ぶん回しの大展望が見えるハチ高原尾根歩き

後ろを振り返り見上げた氷ノ山から前に見える鉢伏山までの尾根が、コンパスでぐるりと描いた円の弧のように見える圧巻の大展望だ。ハチ高原、民宿街、氷ノ山スキー場等が、眼下に一望できる。ただ今回はハチ高原周り一面、山焼きの跡らしく黒く焼けた山肌だった。(ここは秋に来ると白い広大なススキの原っぱになっているのだろうか。歩いてきたブナ林はきっと黄色くなっているだろうなあ。)と考えながら、目の前にそびえる鉢伏山に急ぐ。予定の13時前後にはなんとしても着きたい。空は雲が多くなり黒くなってくる。そのうち風が強くなり、寒くなってきた。ぽつぽつと雨も落ちてきた。足はまだ大丈夫だが、どしゃ降りに成らないように願う。(天気予報では18時までは降らないだろうと出ていたが・・・)「下山しようか。」と提案するが妻は「えー。せっかくここまで来たのに」と登る気満々。天気予報を信じ登ることにする。山頂までの整備された階段がきつく足がだんだん重く感じる。息も上がってきたがなんとか最後の急登を登り山頂に着く。13:15分到着、予定より少し遅れる。少し休憩し食事をとる。蘇武岳が間近に見える。氷ノ山を見ると雨の影響かかすんで見え始めた。

③ 退屈なアスファルトの長い車道歩き

雨がきつくなってきたのでカッパを着込みすぐ下山する。途中の村野工高遭難碑を過ぎ林道出合いからは、親水公園までの長い長い車道歩きとなる。雨もきつくなったり弱くなったりしながらやむことはない。ハチ高原スキー場を通り抜け、大久保方面に下りていく。スキーの林道コースが下山道。スキーだと5分ぐらいで爽快に滑り降りれるのに・・・・。2時間ほど歩いてようやく親水公園に到着したときにはほっと一安心。小雨で良かった。

最後に

疲れたが新緑のロングトレイルを楽しめた。天気は後半雨に降られたが、ひどく暑くもなく寒くもなく適温だった。時間は予想通り8時間ほどで、日帰りで楽しめたロングコースだった。妻に感想を聞くと、「このコースはもういいわ。」と一言。でも後日「秋のブナの紅葉に白いススキヶ原もいいかも」と好変。確かにアスファルトの車道歩きはきつかったし、それに長い。氷ノ山では登山者で賑わっていたが、鉢伏の山へのコースでは5人しか会わなかったのも頷ける。次のロングトレイルはいつになるか、どこになるか未定だが、縦走トレイルへの挑戦は続く予定。


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