「うつさない」を守って「うつらない」、新しい登山スタイルは「思いやりのスタイル」。

お互いに感染防止を心掛けながら登山やアウトドア活動も少しずつ進めて行きましょう。「山岳医療機構」様のサイトにて登山再開に向けた知識をまとめおられます。ぜひご一読を。

山小屋救済のための緊急要望書 日本勤労者山岳連盟

内閣総理大臣

安部 晋三 殿

2020年4月24日

日本勤労者山岳連盟 理事長 浦添嘉徳

新型コロナウイルス感染症拡大で営業自粛している山小屋救済のための緊急要望書 

 新型コロナウイルス感染症拡大防止のために、山岳団体も登山の自粛などに取り組んでいるところです。また、山小屋も連休明けまでや今シーズン中は小屋を開かないという自粛を行っています。それは、①小屋の共同空間での罹患の可能性、②重篤な状況に対応できる医療機関が皆無、③除菌・消毒薬の入手が困難ーなど、山岳環境の特殊な理由があげられています。

 登山団体は、スポーツ基本法前文に示されているように、登山は、①次代を担う青少年の体力を向上させるとともに、他者を尊重しこれと協同する精神、②公正さと規律を尊ぶ態度や克己心を培い、実践的な思考力や判断力を育む等人格の形成に大きな影響を及ぼすスポーツであることから、登山文化の発展に努力しています。

 山小屋が新型コロナウイルス感染症を拡大防止するために、①密閉空間、②密集場所、③密接場面の「三つの密」を避けるために、山小屋を一定期間閉鎖するのは当然の措置と考えます。

 山小屋は、登山者が快適に登山を楽しむ拠点であると同時に、登山者の遭難時の対応などの安全対策、登山文化のためになくてはならないものです。政府におかれましては、スポーツ基本法の基本理念にのっとっていただき、以下の要望事項についての施策を実施していただきますよう要望するものです。

                       【要望事項】

1.新型コロナウイルス感染症拡大防止のための緊急事態宣言に則り、山小屋の休業などの自粛措置を行っている業者への補償対策を講じること。

2.山小屋の休業に伴い、小屋のスタッフの生活保障を実施すること。