「うつさない」を守って「うつらない」、新しい登山スタイルは「思いやりのスタイル」。

お互いに感染防止を心掛けながら登山やアウトドア活動も少しずつ進めて行きましょう。「山岳医療機構」様のサイトにて登山再開に向けた知識をまとめおられます。ぜひご一読を。

「山を愛する全ての方々へ」 日本登山医学会

「山を愛する全ての方々へ」

残雪を踏んで頂に立ち白銀の山々を眺める喜びは知る人ぞ知るですが、それが叶う年ではないようです。
今、日本中の命のために私達の誰もが簡単にできることがあります。それは、その残雪の山を、今年は思い描くだけ、あるいはかつての写真を眺めるだけにして逸る気持ちを抑えることです。今、あなたが動かないことで助かる命があります。そしてその命はあなたご自身の命かも知れません。
山での診療に際して、身体や脚の不調からその先の山行を断念せざるを得ない方にいつも話してきた言葉があります。それは「山は逃げない」ということです。来年 も再来年も山はそこにあります。でも、自分が命を落としてしまったらその山に帰って来ることはできません。
今は耐える時です。長い山道や悪路、あるいは急登を辛抱強く一歩一歩踏みしめて登れる登山者が今のこの辛い時期を耐えられないはずがありません。

日本登山医学会・代表理事 臼杵尚志