晩夏の近江、賤ヶ岳を歩く 【舞鶴山遊会】
9月中旬、滋賀県湖北に位置する賤ヶ岳(421m)を訪れました。琵琶湖と余呉湖を分けるように聳えるこの山の頂きからはそれぞれの湖が織り成す美しい風景を望むことができました。また、戦国時代の「賤ヶ岳の戦い」の古戦場としても知られ、登山道や山頂には往時を偲ばせる史跡が数多く残っていました。今回は参加人数、18名でのバス企画となり、残暑が厳しい一日でしたが、全員元気で歩き通すことができました。
登山口 ~ 山頂まで
今回は余呉湖をほぼ半周する周回コースをとり、最寄りの余呉湖観光館駐車場から歩き始めて約2時間で山頂に到着しました。コースはよく整備され、樹々に囲まれていて暑さも和らぎ、時折吹きわたる心地良い風と余呉の湖を垣間見ながら気持ちよく歩くことができました。
古戦場の面影を残す歴史の道
賤ヶ岳の戦いは本能寺の変で主君、織田信長を失ったあとの、いわば織田家臣団の内部抗争。羽柴秀吉と柴田勝家との戦いです。登山道にはこの戦いにまつわる史跡が随所に残り、山頂には戦跡碑や戦没者の碑、案内板などが数多く設置されています。
賤ヶ岳からの絶景 余呉湖・琵琶湖・湖北の山々
賤ヶ岳山頂は南側には竹生島をはじめとする奥琵琶湖や比良山系、東側には県内最高峰の伊吹山、そして北には余呉湖を望むことができるという素晴らしいロケーションです。
今回は特に余呉湖を意識しながらのルートだったので、山頂からその全容が見えた時には感慨もひとしおでした。全く雰囲気の違う琵琶湖とを見比べながら贅沢な時間を過ごすことができました。
晴天に恵まれた三連休の初日とあって、リフトを利用して訪れた人たちも多く、山頂は大変な賑わいでした。下山後、同じ長浜市にある「湖北野鳥センター」の見学をして琵琶湖に生息する水鳥のウォッチングも楽しむことができました。
山と湖、そしてそこに纏わる史実など、湖北の自然と歴史に触れることができた山旅になりました。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません