初夏の古道を歩く 三郡山  【舞鶴山遊会】

 もはや梅雨明けかのような晴天が続く6月21日、例会企画として綾部、三和、和知の3つの市町の境に位置する三郡山を訪れました。
 綾部トレイルの行程の一つで、かって、大原峠を経て綾部市の和木町、福知山三和町などとも往来があったとされるコースです。今回は山家運動公園から三郡山へのピストンコースでしたが、行者堂をはじめ石仏や道標が随所に残り、古道の面影を感じながらの山行になりました。
 新規に加入された方も含めて、22名と多くの参加者が集い、賑やかに企画を楽しむことができました。
 

登山口 ~ 岩根山行者堂

 山家運動公園で新規会員の方の自己紹介と参加会員の挨拶のあと、ほど近い登山口を出発。はじめはやや急登があるものの、その後はよく整備された山道を進むこと、約1時間程度で岩根山行者堂に到着しました。途中には展望所も設けられ、山家の町並みなどを望むことができました。
 この行者堂は250年近くにわたって地域の人々から篤い信仰を寄せられ、現在でも春と秋には大祭が行われるなど、大切に守り、管理されています。

岩根山行者堂 ~ 三郡山

 行者堂からさらに40~50分で三郡山山頂に至ります。この区間は新しく付けられた林道と旧道、古道が併走している部分が多くあり、石仏や石道標などが点在して、いにしえからの人々の往来をより色濃く残しているコースです。
 三郡山は標高498m、山道からわずかに東に登ったところに山頂があります。木立に囲まれ眺望は効きませんでしたが、吹く風も爽やかで、しばし暑さを忘れることができました。

ちょっとブレイク!

 昼食時や休憩の様子、メンバーが途中で見つけた山野の植物など

 多くの参加者であった為、登りの行程ではグループ間でかなりのばらつきが出ましたが、昼食を終えた後は担当グループの指示、配慮もあって見事に集結。一斉に下山することができました。
 最後には6月初旬に行われた、労山のハイキングリーダー講習会に参加したメンバーからの報告、感想の発表があり、今回の例会を締めくくることができました。