出石の街 ウォーク ~春の訪れを感じながら~  【舞鶴山遊会】


 一気に春めいて、汗ばむほどの陽気となった3月11日。今回で3回目となった「街歩き企画」を行いました。訪れたのは「但馬の小京都」といわれる兵庫県豊岡市の出石地区。 
出石城、辰鼓楼、趣きのある街並みや商店街の数々、そして名高い出石そばなどなど、訪れるスポットも多く、うららかな天候に誘われて多くの人達で賑わっていました。

復元された出石城祉
出石のマップ  〇マークが訪れた主なスポット

出石城 ~ 辰鼓楼 ~ 風情ある街並み

 出石は「日本書紀」や「古事記」にも登場する古い町。室町時代以降、但馬の中心地となり、江戸時代には出石城を中心にした城下町として栄え、現在も碁盤の目に整備された町並みが残っています。時代を重ねた多くの建物は官、民一体となった復元、保全活動により、国の重要伝統的建造物保存地区に選定されています。そのような出石の街を午前中はガイドの方の説明を受けながら、出石城、辰鼓楼や寺社、商店街を中心に散策しました。

昼食はもちろん出石皿そば!!  全員、しっかり追加して美味しく頂きました

 出石そばの歴史は古く、江戸時代の中頃、当時信州上田藩の仙石氏が当地にお国替えになりました。その際に仙石氏と供に信州から来たそば職人の技法が伝わり誕生しました。
 現在の割り子そばの形態になったのは幕末の頃で、屋台の持ち運びが便利なようにということで始まり、さらに出石焼が誕生して白地の小皿に盛る形が定着しました。今では40以上の店舗が立ち並んでいます。

出石史料館 ~ 酒蔵 ~ 宗鏡寺

 午後からはマップを片手に、出石史料館、出石酒蔵、沢庵和尚ゆかりの宗鏡寺などを中心に散策を続けました。
 美術館に立ち寄ったメンバー、最後に出石城址に登って町の眺望を満喫したメンバーなど、フリーの行動も含めてさらに街歩きや買物を楽しみました。

古き良き伝統文化や街並みを残しつつ、経済の活性化、にぎわいの創出を図るという相反する課題に見事に取り組まれていることを強く感じました。地域の方々の思いが一貫して統一されていたからこそ、景観が保全されて落ち着いてしっとりとした街の空気を作りだし、訪れた人々に安らぎを与えているのだろうと思います。
 参加したメンバーからも「桂小五郎と今にも出会えそうな城下町で日本の良さを再認識した」や「大切に保存された街並みに市民の郷土愛を感じた」、「30数年ぶりの出石は観光地化が進み、若い方も多くびっくり」、「ドラマティックな歴史の足跡を感じながらゆっくり散策できた」などの感想が寄せられました。