国宝二王門と巨樹の森を訪ねて「綾部・君尾山」へ【福知山山の会】
12月5日(土)の例会は、3月に発行された「綾部トレイルトレッキングマップ」にも紹介されている君尾山(標高582m)に14人で出かけました。古道を歩き、国宝「二王門」へ。そして、モミとスギの巨木群・幻の大トチの木(天然記念物)など歴史を感じ巨樹の森をめぐるトレッキングコースです。素晴らしい青空の下、気持ちの良い山行となりました。
綾部温泉から山内古道を経て二王門へ
綾部温泉駐車場に車を置かせていただき、山の会の「感染症対策のガイドライン」に沿って2班に分かれてスタート。二王門の下まで舗装路が整備されていますが、今回は山内古道から。最盛期は山上山下に72坊を有したといわれる光明寺…当時の賑わいに思いをはせながら落ち葉を踏み踏み歩きました。
1248年に建立されたといわれる二王門。三間一戸、入母屋造の構造の二重門で、屋根は珍しい栩葺です。昭和29年に国宝に指定されました。現在は修復工事も完了し、朱塗りのきれいな二王門になっています。
聖徳太子により開基されたと伝わり、役小角がこの地で修業したとか・・・。72あったといわれる坊は、兵火により二王門以外を焼失(1533年)。再建されたものの、明智光秀の攻めにあい再び焼失し、衰退したとのこと。鐘撞堂は、二王門と同時にリニューアルされました。
光明寺の右手から登っていくと、モミやスギの巨木群になります。木の大きさだけでなく、苔や根っこの形も様々で楽しめます。大トチの木は、樹齢2000年ともいわれ、主幹の周囲10.4m・樹高23mあり、トチの木では京都府一の巨木です。
いよいよ幻の大トチの木とご対面!!
林道から大トチの木までは、約25分。整備され歩きやすい道になっています。看板も設置されているので、迷うことなくたどり着けます。今回は山頂へは行かず、キャンプ場の跡を回って、二王門から綾部温泉駐車場まで戻りました。全工程約7.3㎞、4時間20分の山行でした。
😀参加者よりひとこと😊
良い天気で、ゆっくり歩きながら草木の名前を教えてもらい楽しかったです。二王門の素晴らしさが、初冬の景気に映えていました。大トチの木の生命力に圧巻でした。
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