夏の陽きらめく大江山連峰、赤石ヶ岳へ 【舞鶴山遊会】
観測史上、最速、最短の梅雨が明け、早くも真夏のような太陽が照りつける7月2日に大江山連峰の南西に位置する独立峰の赤石ヶ岳を訪ねました。今回は福知山北稜、灰谷林道からのルートで入り、稜線上は緑の笹の葉生える草原状の山道から始まり、途中からは山名の由来とされる、赤みががった岩が露出した登山道が続く変化に富んだコースです。
~ 赤石ヶ岳、この日の気温は? ~
京都府に熱中症警戒アラートが発令されていた晴天のこの日、山はいったいどの位の気温なのだろうと興味がわき、ポイントを決めて測定してみることにしました。
~ 赤石ヶ岳、夏色の風景 ~
この登山道に露出する大小様々な岩石は蛇紋岩と呼ばれるものです。大江山連峰は約5億年前に海洋性の地殻が陸地に押し上げられて形成されたもので、全山この地質、岩石でできあがっています。ただ最高峰の千丈ヶ嶽付近だけが異なっていて、植生もそのために他の山々と大きく違っています。
(舞鶴山遊会のTさん、岩石のエキスパートからの情報です)
~ 赤石ヶ岳、夏色の風景、山の恵み ~
赤石ヶ岳が裾野を広げる、中丹の福知山と丹後、加悦谷。ともに豊かな田畑が広がり、山から吹き下ろす爽やか風とミネラルなどの少ない伏流水からもたらされる軟水で、良質な米が栽培され、まろやかで口当たりのいい日本酒なども古くから造られてきました。
きっと、この夏の太陽がそれらの恵みを生み、育てているのでしょう。
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