花コレクション ~ 会員の投稿写真から ~ 【舞鶴山遊会】
舞鶴山遊会の機関誌「分水嶺」の今年度の企画として、会員が撮影した数々の季節の山野草や高山植物の画像を春、夏、秋とシーズンに分けて募集、編集して掲載しました。
草花を愛でながら歩くことは登山の楽しの一つであり、気持ちを和ませ癒してくれる存在でもあります。そして厳しい環境下でも健気に咲き続ける姿に勇気と感動を感じ、励まされることもたびたびあります。それら草花を「花コレクション」として紹介します。

春の花 2024年5月号掲載

春の花
No.1
多くの会員から寄せられた数多くの花々。山に限らず、多様な地域や自宅近郊での撮影画像も含まれています
No.2
花が豊富な山々。「加賀大日岳」「福井、文殊山」「青葉山」と個別に紹介しています
No.1

キクザキイチゲとカタクリ 佐渡金剛山 2011年5月
M・I

エビネ 舞鶴三国山 2012年5月 盗掘も目立ったが今も各地で健在 N・T

シハイスミレ 五老ヶ岳 2013年4月 葉の裏側が紫色なので紫背(シハイ)と名付けられている N・T

ヒトリシズカ 赤岩山 2013年5月 地味で清楚な花。
花言葉は「愛にこたえて」「隠された美」 N・T

フデリンドウ 舞鶴倉橋山 2014年4月 多祢寺山でも自生を確認 N・T

ショウジョウバカマ 建部山 2015年4月
K・M

ミツマタの群生 津市美杉町石名原 2019年4月 T・O

エイザンスミレ 舞鶴菅坂峠 2020年4月 コロナ禍の移動制限下で選んだ山で見つけた希少種 N・T

山シャクヤク 舞鶴養老山 2020年5月 鉄塔の周辺の木が伐採されて群生に気が付く N・T

ソメイヨシノ 奈良大和郡山城 2022年4月 T・O

水芭蕉 自宅 2022年5月 尾瀬で購入の花が今では20株あまりの花畑に M・I

クマガイソウ 綾部鳥垣渓谷 2022年5月 花を守り続ける地元の方たちに感謝 M・I

黄色のカタクリ 自宅 2023年4月 春一番に咲き我が家に春の到来を告げる K・M
No.2
<加賀大日岳> 福井県勝山市、石川県加賀市、小松市に跨る標高1,368mの山で、山頂から望む白山が素晴らしい
2022年5月撮影 撮影者 M・I
<福井、文殊山> 福井市と鯖江市の境に位置する越前五山の一つ。信仰の山でありハイキングコースとしても人気
2024年4月撮影 撮影者 S・D
<青葉山> 希少な品種も多く、花の宝庫として知られています。最近特に脚光を浴びる地元を代表する名峰
2022年3月~2023年4月 撮影者 N・T

ミスミソウ 2022年3月
雪割草とも呼ばれ、木の根のへこみに根付き、多くの花をつける

山シャクヤク 2023年4月
日陰を好む白い清楚な花

サルメンエビネ 2023年4月
絶滅危惧指定の希少なエビネ
夏の花 2024年7月号掲載

夏の花
No.1
短い夏に色鮮やかに咲き誇る高山植物の数々。北、南、中央アルプスや東北の山の花々を中心に撮影されています
撮影者 K・M & M・I
No.2
青葉山の花々。幾年も繰り返し山行し、観察してこそ得られた貴重な画像の数々です
2013年7月~2024年6月 撮影者 N・T
No.1

コバイケイソウ 木曽駒ヶ岳 2019年8月 初参加のバスツアーでの想い出の風景 K・M

ミネウスユキソウ 南アルプス千枚岳 2022年7月 M・I

イワギキョウ 南アルプス千枚岳 2022年7月 M・I

ハナニガナ 南アルプス千枚岳 2022年7月 M・I

ハヤチネウスユキソウ・ナンブトラノウ・タカネスミレ
早池峰山 2023年6月 M・I

ナンブイヌナズナ 早池峰山 2023年6月 M・I
No.2

ヤマアジサイ 2013年7月 梅雨時を代表する花。青葉山では縦走路の1か所だけに生育

ヤマジノホトトギス 2016年8月 花びらの斑点を鳥のホトトギスの胸になぞらえて命名

トリアシショウマ 2017年7月 芽出しの姿が鳥の足に似ていることから命名。氷河期の生き残り?

ササユリ 2018年6月 馬の背で堂々の2輪咲き。全体的に激減の状況

キリンソウ 2023年6月 縦走路で確認。日当たりの良い岩場を好む

カワラナデシコ 2023年6月 縦走路の一角の岩場だけに生育。なぜこのような場所に残ったのか不思議だ

イブキジャコウソウ 2023年6月 縦走路の岩場、ロープの隙間や日当たりの良い馬の背にも多く見られる

ヤマツツジ 2023年6月 縦走路の岩場で確認。ひと際赤い花が印象的

コクラン 2023年6月 西峰の岩場にひっそりと咲くラン

オオキンレイカ 2023年7月 青葉山の固有種で舞鶴市の天然記念物

ツチアケビ 2023年7月 2年連続して同じ場所で開花を初めて確認できた

オニユリ&ギボウシ 2023年7月 西峰の岩にびっしりと根付いたギボウシ。そこにすっくと咲くオニユリの姿が見事

ホツツジ 2023年8月 ツツジ類の中でフィナーレを飾るように夏の終わりに咲く

ナツエビネ 2023年8月 最も遅く、暑い夏に淡い紫色の花をつける

イチヤクソウ 2024年6月 昨年、縦走路で1株を発見。今年は花径が伸び、3株花を付けていた

タツナミソウ 2024年6月 花びらを横から見ると波が砕け散って落ちるように見える
秋の花 2024年10月号掲載

秋の花
No.1
春、夏に比べて花の種類は少なく、街中で見かける草花や近郊の里山での撮影画像が多く含まれています
撮影者 K・M & M・I
No.2
秋の青葉山の花々。その数は年間およそ500種類にも及ぶといわれています
2015年9月~2020年9月 撮影者 N・T
No.1

コスモス 蒜山高原 2021年10月 蒜山三山をバックに一面に咲き誇る K・M

センブリ 大江山 2022年10月 鍋塚へ向かう途中で見つけた薬草 K・M

ヘクソカズラと蝶のサナギ 五老ヶ岳 2024年9月 M・I

フジバカマとアサギマダラ 諭鶴羽山 2023年10月
諭鶴羽神社にて K・M
No.2

ツルニンジン 2015年9月 根は太く、塊根は生薬になる

リンドウ 2015年9月 縦走路の岩場付近で毎年開花する

ダイモンジソウ 2018年10月 縦走路の梯子が掛かる岩場に咲く。雨が少ないと根を支える苔や土が落ちて瀕死の状態になる

ツルリンドウ 2020年9月 秋になるとつるが伸びて先端に花を付ける

ハギ 2020年9月 西峰の南斜面に自生するハギは展望を良くするために毎年のように伐採されるが、次の年には又元気な姿で開花する
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